ドライビング・ドーン

アニメや漫画の感想をざっくばらんに綴る殴り書き帳(ネタバレ含む)

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暁のヨナ最新刊30巻画像ありネタバレですので閲覧ご注意ください!

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千州軍との戦いは苛烈を極めていたーーー 

■千州軍VS高華国軍
圧倒的な武力のハクに"雷獣"を意識したクエルボは遠目から興味を抱き、
人質のジェハとゼノは、時間稼ぎのためにキジャ・シンアと戦っている"ふり"をする。
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■捕虜のヨナと、クエルボ妻のユーラン
同じく捕虜となっているヨナの元に現れたのは、クエルボの妻・ユーランという女性。
捕虜としての自分への扱いが丁寧なことを訝しんだヨナが、訊くと
トゥーリ族のしきたりとして第一の妻が第二の妻の世話係になる習わしがあるようだ。
(そこで初めて、ヨナは自分を第二の妻にしようとしていることを認識する。)
クエルボはヨナを娶り、トゥーリ族の戦女神に祭り上げようとしていると告げられ、当然拒否するヨナ。
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とはいえ、ユーランの真摯な物言いに二人の確かな絆を胸に置く。
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■その頃、戦場ではーー
猛威を奮うハクの激震をようやく目の当たりにしたクエルボ。
空気がピリつく・・かと思いきや、繰り広げられる間抜けな会話。
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ヨナを娶る、と告げたクエルボに敵意むき出しで斬りかかるハクの様子を見て
ヨナが「"姫さん"って呼ばないで」と言ったのは、この男に惚れてるからか・・と気づくクエルボ。
また、火の部族の"赤い髪の姫"への熱を感じ、愛されている姫であることを知ると納得もした。
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クエルボとハクの激戦ーーー両者に致命傷・・というところで千州軍が退却を判断。
引き上げの最中、キジャ・シンアがユンと交換する形で人質が解放された。
(人質に四龍、ユンは解放され高華国軍ハクの元へ帰ることとなる)
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致命傷を受けたハクの元にたどり着いたユンから、
ヨナは捕虜にはされているものの無事だと聞き、ハクはしばしの休憩をすることに。


■リ・ハザラ城では
ヨナ・ユーランの元に現れたのは、ゴビ神官。
クエルボを独り占めし寵愛を受け続けたいのならば、ヨナを引き渡すよう嗾す。
きっぱりと断るユーラン。
ヨナを守るよう言いつけられた彼女にとって、自分だけが愛されることよりも
クエルボの役に立つ信頼される妻であり続けることに価値があるとするユーランに、ヨナは感心する。

交渉の決裂に、ゴビ一派は襲いかかるも
ヨナに蹴り飛ばされ、ユーランに激辛香辛料をぶちまけられ
よろめいている隙に逃亡するヨナ・ユーラン。


■一時退却の頃
連行される四龍の元に駆けつけたのは、アルギラとヴォルド。
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思わぬ助っ人にジェハが、千州軍の装いをしているヴォルドに一つ頼みごとを。

クエルボと離れた戦地のリ・ハザラの天幕に。

ジェハが告げた(ハッタリの)交渉材料は
・ヨナ姫と四龍を攫った大罪を高華国王スウォンは許さない
・不戦協定を破ったハザラは死罪、スウォンの恐ろしさを知っているなら降伏しろ
・降伏するならハザラと民の命は保証する

これにより、いとも簡単に千州軍は白旗を掲げた。
そこに到着した高華国軍およびハク隊長・・前線の四龍と直接会うことができた。
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この策はヨナがくれた情報によるものだとジェハがハクに告げ、千州軍の情勢を理解する。

白旗を揚げた千州ハザラ軍・城門を超え、雪崩れ込む高華国軍。
これにより、戦況は高華国軍の勝利に傾いているものの
降伏していないトゥーリ族軍の中「ヨナの解放」を第一にクエルボの行方を捜すハク一行・・

ハクが城内を探し駆け回っていると、不審な兵士を見つけた。
それは、一兵士に変装したクエルボだと気づき、ヨナの行方を尋ねた。
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敗北を初めて口にしたクエルボ。ヨナの元へ案内する、とハクを城内へ。


■ゴビ達から逃げるヨナ・ユーラン
足枷をしたまま戦いながら逃げ惑うヨナ、そして戦闘慣れしていなくとも決死のユーラン。
二手に分かれていたユーランは曲がり角から聞こえる足音に剣を構えた時ーーー
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城に帰ってきていたクエルボ・ハクと鉢合わせた。
咄嗟に状況報告をするユーラン、ヨナの行方を告げるとハクはその方向に走り出す・・
・・クエルボは、ユーランのために危険を承知で城に戻ってきたようだった。
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■ヨナを攫って逃げようとするゴビ一行
足を負傷して思うように動けないヨナを担いでいたところ、アルギラ・ヴォルドに見つかるゴビ一行。
ゴビの倒した松明から移った火の手でアルギラ達から引き離されてしまうヨナ。
距離を取られる前に、咄嗟にアルギラがヨナに声をかける
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アルギラとヴォルドと引き離され、周りには火の手が迫り
足を負傷して抵抗のできないヨナにゴビが囁く「四龍をお呼びなさい」と。

炎に飲まれ、薄れゆく意識の中・・思うのは、ハクへの気持ち・・


■倒れたヨナの元へ、ハク到着
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あまりの痛々しいヨナの傷だらけの体を見て、思わず抱き寄せるハク。
聞こえてきた、思いがけない・・うわごと。
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意識の途絶えたヨナを抱え、火の手から逃げるハクーーー
炎から遠ざかったところでヨナが目を覚ます。
しかし、ハクもよく見るとひどい怪我と火傷で、普通ならとても立っていられない状態。
ヨナも目を覚ましたし、少し休憩させてくれと目を瞑るハク。
空気が炎で熱い、喉が痛い、水が欲しい。ハクの呼吸が乾いて・・苦しそう。

目を閉じたハクのそばを離れて、水を探すヨナ。
・・水瓶を見つけたが、柄杓もなければ手でも溢れて、ハクの元へ運べない。
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そうしていると、バチバチ・・と火の手が迫ってきた。
瀕死のハク、自分も足が限界のヨナは、迫り来る煙に青ざめるーーー

「大丈夫です、いま空に何か飛んでたから」

ハクはそう言うと、スタンっと空から舞い降りてきたジェハ。
アルギラにここの場所を聞いて駆けつけた、と。
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これで、みんな無事に帰れる・・と安堵したところで30巻終わり・・!







最新刊30巻は、瀕死のハク・ヨナの鍛冶場イチャイチャが見どころでしたね!

次巻が楽しみです

週刊少年ジャンプ28号掲載にて、ついに・・
約束のネバーランド、堂々完結ーーーー! 

■前回までのあらすじ
"約束"がついに履行され、食用時全員が人間の世界へ。
どの農園の子達も、大人も、残らず"元"食用時は人間の世界に降り立った。
しかし、そこにエマの姿はなく、
彼女は約束の代償"ごほうび"として「家族」を失ったのだった。
エマは戦争跡地で家族を失ったおじいさんに倒れているところを拾われ、
過去の出来事も自分の名前も何故ここにいるのかも、すべての記憶を失い
戸惑いの日々の中少しずつおじいさんとの生活に慣れて、珍しく"町"へ買い物に行くことになったー


ここからは、最新話・最終話あらすじ・画像・完全なネタバレになるのでご注意を!
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GFのみんなは当然、エマを忘れて楽しく過ごせるはずもなく、エマを探すことに躍起になっていた。
地球上からたった一人を探す無謀なことを続けて、2年が経った頃ーーー

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ギルダがそっと呟く・・
「鬼の世界にも禁止区域があったのように、人間の世界にも
 入っちゃいけない場所や認知されない場所があるのでは…」

ノーマンがハッとして、「もう"ない"国…」と地図に目を向ける。
戦争や災害で消滅した国や地域、今はもう人が住んでいない荒れ果てた場所…
藁をもすがる気持ちでみんなは、探すことにした。

そうして奮闘する中、ついに"その"町にレイ達は足を踏み入れ、人混みの中エマの面影を探す。
随分と時間が経ったが一向にエマの所在がつかめない。
もう帰路につかないと交通機関がなくなることを危惧して一行は切り上げようとする・・

その時、レイは、ママやショーゴの声を感じた気がして
後ろ髪を引かれたようにもう一度自分一人でもエマを探そうと駆け回る。

そして、ついに見つけた。

おじいさんに、ずっとつけていたペンダントが胸元にないことを指摘され
すぐそこの店先に落としているのを見つけ、タッと取りに走るエマ。
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やっとの思いで巡り会えた、家族のみんなとエマ。


しかし、そこではじめて家族のみんなは、知ってしまう。
エマが"自分達との絆"(家族)を代償に、食用時を自由にしたことで
エマだけが全ての記憶と過去を奪われていたことをーーー

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よく見ると、首元の"食用児"の数字も消えている
名前もどうやら違うらしい・・こんなにそっくりなのに。

レイが青ざめながら、推測する

「いや、こいつはエマだよ」
「こいつやっぱり、"家族"を奪われたんだ」

「”家族"を奪われる」ということは、家族との繋がり・その全てを失うということ。
エマは・・"家族"と物理的に距離を引き離されて、
記憶や家族につながる全ての事象を"なかった"ことにされたようだ。
 

ーーーそうなることを、過去のエマは承知で"ごほうび"を承諾したようだった。
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それでも、自分一人が"ケジメ"をつければ
「この先、ずっと先の未来まで、みんなが笑顔で暮らせる」
それなら、それは、最高の未来だーーー(そこに自分はいなくても。)



・・しかし、それを問うドンやギルダ達の声も今となっては
エマからすれば、自分に鬼気迫る顔で気持ちを押し付けてくる大勢の赤の他人。
恐怖すら覚える、知らない人達にいきなり囲まれて、急に泣きながら問い詰めてくる。
 
怖くなったエマは思わず、ギルダを突き飛ばしてしまう。 

その様子を見て、みんな信じたくなくても確信してしまう
「本当に、本当に…僕たちのことわからないんだ」


悔しさで泣き崩れるみんなのなか、涙を流しながらそっとノーマンが口を開いた
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それから、ゆっくりと"約束"が履行された後の自分たちのことを話し始めるーー

みんな元気で・・普通に、学校に通えていること
シスロ達やノーマンの体調も、人間世界の技術で副作用も抑えられていること
最底辺量産農園から来た子達も今は呼吸器なしで歩けるようにまでなったこと
いろんな葛藤や情勢もめまぐるしいけれど、みんな上手くやっていること・・

「人間の世界に来れて、僕達はいま幸せだよ」

「君が願った通り、君の選択の結果は、最高だった」

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「でも、それでも・・・僕は君といたかった・・君も一緒に笑っていてほしかった」

わからない、全然。
何も思い出せないこの人やこの子達のこと。

一気に押し寄せる言葉や感情に飲まれて、エマは戸惑いながらも
泣きながら感謝を述べるノーマンたちを目の当たりにして
思わず、涙がこぼれたーーー

知らない人達、思い出せないことばかり、だけどあったかくて苦しくて・・
どうしてかなーー?
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 手に入れたい未来があった。
「変えられない運命」があった。
争って、掴んで、失って、結果エマ一人を置き去りにしてしまったけれど

いま「会いたかった」と思える感情がすべて。

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過去も記憶もなくしても、もう一度「一緒に生きて行く」。


...End....






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約束のネバーランド、堂々の完結です・・
エマの記憶が唐突に戻らなくてよかったです・・(悔しいけれど)
これまで約ネバのことを考えると、
ラストでご都合主義満載な展開だとちょっと萎えるので・・w

でも、おじいさんのことが気がかり。
家族を失って・・エマと出会えて家族ができたみたいだったのに
打ち解けてやっと暖かさを取り戻した気がしていたのに
また家族と引き離されるような思いをしてしまう・・おじいさんちょっとかわいそう・・

優しいおじいさんっぽいから、それでも
「行っておいで」とか「家族が迎えに来てよかったね」とか
送り出してくれるんだろうけど・・それを思うと胸が痛い・・


とはいえ、
出水ぽすか先生、白井カイウ先生、お疲れ様でした!!!


約束のネバーランド、連載当初からずっと追っかけて来て
最終回をちゃんとリアルタイムで拝めたこと、本当に嬉しかったです!!!!
 

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