ドライビング・ドーン

アニメや漫画の感想をざっくばらんに綴る殴り書き帳(ネタバレ含む)

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[尚村透×河本ほむら] 賭ケグルイ 第13巻ネタバレ・あらすじ紹介です!
最新刊も夢子と学園の狂いっぷりが凄まじくヒヤヒヤしました;
■前回までのあらすじ 
生徒会長選挙のための票争い(ギャンブル大会)をしている学園。
票を全く持っていない人は置いとくとして、
それなりに持っている人がまばらになってきたので選挙戦を促進するために
多数票を持っている人でトーナメントをし、票を集約する「大集約」を始めた。
ついにその「大集約」も決勝戦、勝ち残ったのは、蛇喰夢子と早乙女芽亜里ーーー

では、早速・最新話のネタバレを始めていきまっす!
今回の表紙はこちらです!リリカですね、凛々しいです・・
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■決勝戦が始まる。
蛇喰夢子と早乙女芽亜里がテーブルにつく、今回も種目は「じゃんけんポーカー」。
ルール説明の後、挑戦者以外の助言手助けを禁じ、また当人同士のイカサマは容認すると。
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そうしてゲームが始まった。
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順調に進む夢子と芽亜里の真剣、じゃんけんポーカー

■全5ゲームのうち
START:(132票) 夢子  ー  芽亜里 (368票)
1回戦:(122票)夢子× ー 芽亜里(378票)10票移動
2回戦:(102票)夢子× ー 芽亜里(388票)20票移動
3回戦:(142票)夢子 ー ×芽亜里(348票)40票移動
4回戦:(250票)夢子 ー ×芽亜里(250票)108票移動
5回戦:これから

4回戦では、最低ベット数を中途半端に上回る104票を夢子がベッティング。
それまで優勢だった芽亜里との票差を、同着にする狙いがあったようだ。

当然、夢子と芽亜里は真剣勝負を繰り広げるがーーーー



■等々喰による票集め
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場外では等々喰定楽乃による全生徒へのギャンブルが繰り広げられていた。
それは、定楽乃による場外票集め。内容は、
全生徒を対象に「大集約は誰が勝つか?」に持ち票を賭けさせ、当たれば現金を払い戻す、と言うものだ。
これに参加する生徒たちは、夢子に賭ける者、芽亜里に賭ける者、
それぞれ大集約の結果次第で大金を手に入れることができる。
(1票あたり500万円、当てれば1票あたり倍の1000万円を受け取れる)
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これは、等々喰定楽乃によるテイのいい買収劇である。




■夢子の狙い
これを「大集約」のステージにいながら夢子は想定していた・・
「場外で自分達を出し物に荒稼ぎする人の思惑」を、ギャンブルしたい。
つまり、夢子が「芽亜里との票差を同点にした」のは"場外ギャンブルの仕掛け人"に勝つため。
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場外ギャンブル主催(等々喰)が得をするのは、
夢子あるいは芽亜里の"どちらか"が優勝すること。(賭けられた票を最低額で買収できる)
逆に、一番損をして困るのは
夢子・芽亜里の"両方が勝者"になること。(賭けられた票に対し、全額を倍で払い戻す大損)

そのため、夢子は「大集約」に参加しながら2つのギャンブルを並行するーーー
一つ目は大集約のギャンブルとして、対戦者の芽亜里に勝つこと。
二つ目は場外で行われるギャンブルの思惑を覆し、場外ギャンブル主催者に勝つこと。
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この夢子の狙いに、当然芽亜里は気付くが
場外ギャンブルで票集めをしている奴(等々喰)のために
夢子との真剣勝負を妥協して「同点・同着・引き分け」を自ら選ぶ謂れはない。
つまり、単純に夢子に勝ちたい
そして、夢子も場外ギャンブルを破綻させるために"目の前のギャンブル"に手を抜くなどあり得ない。
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■大集約、決着。
START:(132票) 夢子  ー  芽亜里 (368票)
1回戦:(122票)夢子× ー 芽亜里(378票)10票移動
2回戦:(102票)夢子× ー 芽亜里(388票)20票移動
3回戦:(142票)夢子 ー ×芽亜里(348票)40票移動
4回戦:(250票)夢子 ー ×芽亜里(250票)104票移動
5回戦:(250票)夢子 ー 芽亜里(250票)票移動なし

夢子と芽亜里は、真剣勝負の末・・引き分けの同着優勝となった。
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■場外ギャンブル(票集め買収劇)の結果
大集約が引き分け・同着優勝となったことで、
等々喰定楽乃はベットした全生徒に倍額を払い戻すこととなってしまった。(大損)
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これにより、多数票を集めることはできたが、多額の資金を失ってしまった等々喰定楽乃。
今後多額の金で票を動かすことができなくなってしまった・・
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残すは、定楽乃本人が多数票をもつ生徒(夢子や芽亜里)と直接ギャンブルしていくしかない。

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その結果を見て、尾喰凛は単純な提案をする・・
「票集めなんてせずとも桃喰綺羅莉と直接戦えば手っ取り早いのでは?」と。

しかし、定楽乃は「綺羅莉とは決して戦わない」と強く断言。
何か含みのある雰囲気を漂わせながらも、この場外ギャンブルは幕を閉じた。



■これからのギャンブル
「大集約」も「票集め場外ギャンブル」も終わり、会場を後にする夢子・芽亜里。
合流した鈴井とリリカと、学園生徒の票配分や今後について談笑をしてみる・・
そしてーーー芽亜里は、桃喰リリカの方を向きかえる。

「次は、あんたの番!」
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■桃喰綺羅莉のギャンブル
大集約の結果報告を受けた、綺羅莉。
ここで彼女が口を開く、「ギャンブルをしたいの」と。

「これまでのささいなものとは違う、私にとっても進退が分かれるようなギャンブルを」

一体だれとギャンブルをしたいのですか?と問われて、綺羅莉は笑みを浮かべる。

「次の相手はもう決まってる、桃喰の名を冠する者」ーーー
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ここで最新刊13巻は終わりです!


なんとも策略渦巻く生徒会選挙ですね🤔
次巻予告は綺羅莉と定楽乃のアップでした・・この二人にも確執がありそうですね。
(桃喰一族に確執や因縁のない分家の方がなさそうですが・・)

次巻も楽しみです!

 

暁のヨナ最新刊30巻画像ありネタバレですので閲覧ご注意ください!

01


千州軍との戦いは苛烈を極めていたーーー 

■千州軍VS高華国軍
圧倒的な武力のハクに"雷獣"を意識したクエルボは遠目から興味を抱き、
人質のジェハとゼノは、時間稼ぎのためにキジャ・シンアと戦っている"ふり"をする。
02


■捕虜のヨナと、クエルボ妻のユーラン
同じく捕虜となっているヨナの元に現れたのは、クエルボの妻・ユーランという女性。
捕虜としての自分への扱いが丁寧なことを訝しんだヨナが、訊くと
トゥーリ族のしきたりとして第一の妻が第二の妻の世話係になる習わしがあるようだ。
(そこで初めて、ヨナは自分を第二の妻にしようとしていることを認識する。)
クエルボはヨナを娶り、トゥーリ族の戦女神に祭り上げようとしていると告げられ、当然拒否するヨナ。
03
とはいえ、ユーランの真摯な物言いに二人の確かな絆を胸に置く。
04



■その頃、戦場ではーー
猛威を奮うハクの激震をようやく目の当たりにしたクエルボ。
空気がピリつく・・かと思いきや、繰り広げられる間抜けな会話。
05
ヨナを娶る、と告げたクエルボに敵意むき出しで斬りかかるハクの様子を見て
ヨナが「"姫さん"って呼ばないで」と言ったのは、この男に惚れてるからか・・と気づくクエルボ。
また、火の部族の"赤い髪の姫"への熱を感じ、愛されている姫であることを知ると納得もした。
06

クエルボとハクの激戦ーーー両者に致命傷・・というところで千州軍が退却を判断。
引き上げの最中、キジャ・シンアがユンと交換する形で人質が解放された。
(人質に四龍、ユンは解放され高華国軍ハクの元へ帰ることとなる)
07

致命傷を受けたハクの元にたどり着いたユンから、
ヨナは捕虜にはされているものの無事だと聞き、ハクはしばしの休憩をすることに。


■リ・ハザラ城では
ヨナ・ユーランの元に現れたのは、ゴビ神官。
クエルボを独り占めし寵愛を受け続けたいのならば、ヨナを引き渡すよう嗾す。
きっぱりと断るユーラン。
ヨナを守るよう言いつけられた彼女にとって、自分だけが愛されることよりも
クエルボの役に立つ信頼される妻であり続けることに価値があるとするユーランに、ヨナは感心する。

交渉の決裂に、ゴビ一派は襲いかかるも
ヨナに蹴り飛ばされ、ユーランに激辛香辛料をぶちまけられ
よろめいている隙に逃亡するヨナ・ユーラン。


■一時退却の頃
連行される四龍の元に駆けつけたのは、アルギラとヴォルド。
08
思わぬ助っ人にジェハが、千州軍の装いをしているヴォルドに一つ頼みごとを。

クエルボと離れた戦地のリ・ハザラの天幕に。

ジェハが告げた(ハッタリの)交渉材料は
・ヨナ姫と四龍を攫った大罪を高華国王スウォンは許さない
・不戦協定を破ったハザラは死罪、スウォンの恐ろしさを知っているなら降伏しろ
・降伏するならハザラと民の命は保証する

これにより、いとも簡単に千州軍は白旗を掲げた。
そこに到着した高華国軍およびハク隊長・・前線の四龍と直接会うことができた。
11
この策はヨナがくれた情報によるものだとジェハがハクに告げ、千州軍の情勢を理解する。

白旗を揚げた千州ハザラ軍・城門を超え、雪崩れ込む高華国軍。
これにより、戦況は高華国軍の勝利に傾いているものの
降伏していないトゥーリ族軍の中「ヨナの解放」を第一にクエルボの行方を捜すハク一行・・

ハクが城内を探し駆け回っていると、不審な兵士を見つけた。
それは、一兵士に変装したクエルボだと気づき、ヨナの行方を尋ねた。
12
敗北を初めて口にしたクエルボ。ヨナの元へ案内する、とハクを城内へ。


■ゴビ達から逃げるヨナ・ユーラン
足枷をしたまま戦いながら逃げ惑うヨナ、そして戦闘慣れしていなくとも決死のユーラン。
二手に分かれていたユーランは曲がり角から聞こえる足音に剣を構えた時ーーー
12
城に帰ってきていたクエルボ・ハクと鉢合わせた。
咄嗟に状況報告をするユーラン、ヨナの行方を告げるとハクはその方向に走り出す・・
・・クエルボは、ユーランのために危険を承知で城に戻ってきたようだった。
13



■ヨナを攫って逃げようとするゴビ一行
足を負傷して思うように動けないヨナを担いでいたところ、アルギラ・ヴォルドに見つかるゴビ一行。
ゴビの倒した松明から移った火の手でアルギラ達から引き離されてしまうヨナ。
距離を取られる前に、咄嗟にアルギラがヨナに声をかける
10
11
アルギラとヴォルドと引き離され、周りには火の手が迫り
足を負傷して抵抗のできないヨナにゴビが囁く「四龍をお呼びなさい」と。

炎に飲まれ、薄れゆく意識の中・・思うのは、ハクへの気持ち・・


■倒れたヨナの元へ、ハク到着
1
あまりの痛々しいヨナの傷だらけの体を見て、思わず抱き寄せるハク。
聞こえてきた、思いがけない・・うわごと。
2

意識の途絶えたヨナを抱え、火の手から逃げるハクーーー
炎から遠ざかったところでヨナが目を覚ます。
しかし、ハクもよく見るとひどい怪我と火傷で、普通ならとても立っていられない状態。
ヨナも目を覚ましたし、少し休憩させてくれと目を瞑るハク。
空気が炎で熱い、喉が痛い、水が欲しい。ハクの呼吸が乾いて・・苦しそう。

目を閉じたハクのそばを離れて、水を探すヨナ。
・・水瓶を見つけたが、柄杓もなければ手でも溢れて、ハクの元へ運べない。
01
02

そうしていると、バチバチ・・と火の手が迫ってきた。
瀕死のハク、自分も足が限界のヨナは、迫り来る煙に青ざめるーーー

「大丈夫です、いま空に何か飛んでたから」

ハクはそう言うと、スタンっと空から舞い降りてきたジェハ。
アルギラにここの場所を聞いて駆けつけた、と。
00

これで、みんな無事に帰れる・・と安堵したところで30巻終わり・・!







最新刊30巻は、瀕死のハク・ヨナの鍛冶場イチャイチャが見どころでしたね!

次巻が楽しみです

週刊少年ジャンプ28号掲載にて、ついに・・
約束のネバーランド、堂々完結ーーーー! 

■前回までのあらすじ
"約束"がついに履行され、食用時全員が人間の世界へ。
どの農園の子達も、大人も、残らず"元"食用時は人間の世界に降り立った。
しかし、そこにエマの姿はなく、
彼女は約束の代償"ごほうび"として「家族」を失ったのだった。
エマは戦争跡地で家族を失ったおじいさんに倒れているところを拾われ、
過去の出来事も自分の名前も何故ここにいるのかも、すべての記憶を失い
戸惑いの日々の中少しずつおじいさんとの生活に慣れて、珍しく"町"へ買い物に行くことになったー


ここからは、最新話・最終話あらすじ・画像・完全なネタバレになるのでご注意を!
01

GFのみんなは当然、エマを忘れて楽しく過ごせるはずもなく、エマを探すことに躍起になっていた。
地球上からたった一人を探す無謀なことを続けて、2年が経った頃ーーー

02

ギルダがそっと呟く・・
「鬼の世界にも禁止区域があったのように、人間の世界にも
 入っちゃいけない場所や認知されない場所があるのでは…」

ノーマンがハッとして、「もう"ない"国…」と地図に目を向ける。
戦争や災害で消滅した国や地域、今はもう人が住んでいない荒れ果てた場所…
藁をもすがる気持ちでみんなは、探すことにした。

そうして奮闘する中、ついに"その"町にレイ達は足を踏み入れ、人混みの中エマの面影を探す。
随分と時間が経ったが一向にエマの所在がつかめない。
もう帰路につかないと交通機関がなくなることを危惧して一行は切り上げようとする・・

その時、レイは、ママやショーゴの声を感じた気がして
後ろ髪を引かれたようにもう一度自分一人でもエマを探そうと駆け回る。

そして、ついに見つけた。

おじいさんに、ずっとつけていたペンダントが胸元にないことを指摘され
すぐそこの店先に落としているのを見つけ、タッと取りに走るエマ。
03
04

やっとの思いで巡り会えた、家族のみんなとエマ。


しかし、そこではじめて家族のみんなは、知ってしまう。
エマが"自分達との絆"(家族)を代償に、食用時を自由にしたことで
エマだけが全ての記憶と過去を奪われていたことをーーー

05

よく見ると、首元の"食用児"の数字も消えている
名前もどうやら違うらしい・・こんなにそっくりなのに。

レイが青ざめながら、推測する

「いや、こいつはエマだよ」
「こいつやっぱり、"家族"を奪われたんだ」

「”家族"を奪われる」ということは、家族との繋がり・その全てを失うということ。
エマは・・"家族"と物理的に距離を引き離されて、
記憶や家族につながる全ての事象を"なかった"ことにされたようだ。
 

ーーーそうなることを、過去のエマは承知で"ごほうび"を承諾したようだった。
06 

それでも、自分一人が"ケジメ"をつければ
「この先、ずっと先の未来まで、みんなが笑顔で暮らせる」
それなら、それは、最高の未来だーーー(そこに自分はいなくても。)



・・しかし、それを問うドンやギルダ達の声も今となっては
エマからすれば、自分に鬼気迫る顔で気持ちを押し付けてくる大勢の赤の他人。
恐怖すら覚える、知らない人達にいきなり囲まれて、急に泣きながら問い詰めてくる。
 
怖くなったエマは思わず、ギルダを突き飛ばしてしまう。 

その様子を見て、みんな信じたくなくても確信してしまう
「本当に、本当に…僕たちのことわからないんだ」


悔しさで泣き崩れるみんなのなか、涙を流しながらそっとノーマンが口を開いた
07

それから、ゆっくりと"約束"が履行された後の自分たちのことを話し始めるーー

みんな元気で・・普通に、学校に通えていること
シスロ達やノーマンの体調も、人間世界の技術で副作用も抑えられていること
最底辺量産農園から来た子達も今は呼吸器なしで歩けるようにまでなったこと
いろんな葛藤や情勢もめまぐるしいけれど、みんな上手くやっていること・・

「人間の世界に来れて、僕達はいま幸せだよ」

「君が願った通り、君の選択の結果は、最高だった」

08

「でも、それでも・・・僕は君といたかった・・君も一緒に笑っていてほしかった」

わからない、全然。
何も思い出せないこの人やこの子達のこと。

一気に押し寄せる言葉や感情に飲まれて、エマは戸惑いながらも
泣きながら感謝を述べるノーマンたちを目の当たりにして
思わず、涙がこぼれたーーー

知らない人達、思い出せないことばかり、だけどあったかくて苦しくて・・
どうしてかなーー?
09


 手に入れたい未来があった。
「変えられない運命」があった。
争って、掴んで、失って、結果エマ一人を置き去りにしてしまったけれど

いま「会いたかった」と思える感情がすべて。

 10
11


過去も記憶もなくしても、もう一度「一緒に生きて行く」。


...End....






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

約束のネバーランド、堂々の完結です・・
エマの記憶が唐突に戻らなくてよかったです・・(悔しいけれど)
これまで約ネバのことを考えると、
ラストでご都合主義満載な展開だとちょっと萎えるので・・w

でも、おじいさんのことが気がかり。
家族を失って・・エマと出会えて家族ができたみたいだったのに
打ち解けてやっと暖かさを取り戻した気がしていたのに
また家族と引き離されるような思いをしてしまう・・おじいさんちょっとかわいそう・・

優しいおじいさんっぽいから、それでも
「行っておいで」とか「家族が迎えに来てよかったね」とか
送り出してくれるんだろうけど・・それを思うと胸が痛い・・


とはいえ、
出水ぽすか先生、白井カイウ先生、お疲れ様でした!!!


約束のネバーランド、連載当初からずっと追っかけて来て
最終回をちゃんとリアルタイムで拝めたこと、本当に嬉しかったです!!!!
 

青の祓魔師(青エク)最新刊25巻のネタバレです!
画像もありますのであらずじ・ネタバレ俄然注意です!! 

表紙はこちら!
 0001

■前回までのあらすじ
燐の出生の秘密を知るため、過去をメフィストに連れられて
母親・ユリの燐・雪男の出産シーンを間近で見ることとなった燐ーーー


■25巻〜

憑依体の脳の劣化が進行し、
ユリ・エギン(燐と雪男の母親)への妄執に壊れ始めたサタン。
01

ユリを求め壊れ腐れ目も耳も感じないサタンに
息子・ルシフェルがトドメを刺そうと攻撃すると
青い閃光が爆発し、組織施設はもちろん世界が青い炎に飲まれる・・

その頃、先に生まれた暴れる燐をエクソシスト達が対応しつつ
組織のサタンの子は殺すべき(ユリを含めて)という派閥と
出産を遂行し母体を守る派閥に挟まれながら
ユリは双子のもう一人・雪男の出産を続けようと朦朧とする意識の中分娩を試みる・・
02
もちろん獅郎はユリとその息子たちを守ろうと奮闘するーーー

が、なんとか自然分娩の末に生まれた雪男は産声を上げず
ここぞとばかりに「今ユリ・エギンとその息子たちを殺すべき」と主張する派に
仮死状態の雪男は乱暴に男達に奪われる、その時
燐が遠く大きく吠え青い炎が、男達と雪男を襲うーーー
(その瞬間、仮死状態の雪男の左目にボッと青い炎が燃え移るが
 激しい戦いのなかで、そのことは誰も気に止められない)
攻撃を受け乱暴に転がり落とされた衝撃で、雪男がやっと、産声をあげた。
04

好戦派にも反戦派にも手のつけられなくなった暴れる燐・・
止める方法はたった一つ、
そこにやっと現れたメフィストが降魔剣を藤本獅郎に渡す
(降魔剣はメフィストが150年前に作ったものらしい)

やっとのことで燐に降魔の刃が届くと、青い炎は剣に飲み込まれ
"心臓を封じたことによって悪魔の本性と切り離された"ようで
燐はただの赤子のように産声をあげ・・好戦・反戦派が戸惑う中、
メフィストが燐を抱き上げ悲劇(第二のサタンやルシフェル)を生まないためには
ただ母親に愛され育つことが必要だ、とユリの腕に燐・雪男をそっと抱かせる。
05

その束の間、
瀕死のサタンが最後の力を振り絞るように獅郎に憑依してきた・・
(サタンはユリに愛されたくて、ユリの愛する獅郎に憑依した)
そして、獅郎は知っていた。
サタンを一時的にも葬る方法はただ一つ、憑依された人間が自害することであるーーー
06
サタンの乗っ取りに対抗する最中、迷いなく自身の首を掻き切った獅郎。

瀕死の獅郎の肉体から強制的に排除されたサタン。
自害を遂行した獅郎だが、「エリクサー実験の実験体」である自身の体は常人より回復が早いと一命をとりとめた。

そこに、三賢者(グリゴリ)の一人・シェミハザが到着し、
産後の大ダメージを受けたユリの産褥期を早めるほどこしをし
本来なら死に至る獅郎の致命傷をも癒してくれた
07


ーーーこの大惨事は(間接的に)ユリに原因がある、と殉死を命じる。
08

そして、燐・雪男はサタンの執着を呼びかねないため、殺すことを推奨したが
祓魔法が解明されていないため、"その時"までは保育するしかないので連行すると。

殉死を命じられたユリに居てもたってもいられず獅郎は血相を変えて
グリゴリ・シェミハザに盾突き、半ば強引にユリを連れて逃亡を図る。

ー獅郎・ユリ・燐・雪男を逃してしまったシェミハザ一行ではあるが深追いはしなかった。
その理由、ユリの余命が幾ばくもないことをシェミハザは察していたようで
・・"最期"のためにわざと逃したように匂わせた・・

獅郎とユリの逃亡生活が始まり、雪道をゆくーー
その最中、燐と雪男の名前が改めて命名されることとなる。
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派手に爆誕したから、燐火から「燐」。
あったかくて強い人の意味を込めて「雪男」。(←この謎理論は後述します)

長く、深い雪道の山をゆく、獅郎達一行だが・・徐々に衰弱してゆくユリ。
ユリは自分のせいで獅郎を逃亡者にさせたことを謝罪するが
それに対する獅郎の返答は・・
自分は自由になりたかった、そして「今度こそ一緒に暮らそう」と。
俺が父親になるからお前は母親で、一緒に生きていこう・・と。

「普通の家族」を知らない自分達も、自分たちが思うように子供に接すれば
きっと、ちゃんと「お父さん」になれて、きっと楽しい家族になれるーーー

その直後、ユリは衰弱し・・
燐と雪男に言葉をかけ、獅郎に手を伸ばしたまま、息をひきとる。
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最期の言葉も、届かないまま。

しかし、悲しみに浸る余裕もなく、
雪山に現れた怪物に襲われ致命傷を負う獅郎・・
最愛の人を亡くし、自暴自棄になりこのまま死んでしまおうと瞳を閉じてしまう・・


そっと、声がきこる・・


小さなユリが、いっていた。
くっついたらあったかいんだよ。しらないの?
雪男だからあったかくならないの?
雪男は、あったかくて強い人のことだもん
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まだ、死ねないーーーその思いだけで、怪物を捻じ倒し、二人の赤子を拾い上げる。

ただただ泣きわめく燐・雪男に、「サタンの子供だって、俺だって」
「誰だって、いつか死ぬそれまでは・・ただ生きてていいんだ」
そうして立ち上がった獅郎は、また歩き出すーーー




その一方、組織は混乱の中・・ルシフェルが暴走していた。
光の王たるルシフェルを止めようと、シェミハザが対抗しーーー夜が明ける。
ルシフェルは遺骸となり、焼き清め封印するよう指示された。

その経緯を見届けて、メフィストは日本へ帰還した。



メフィストが日本へ帰還して同じく、そこに獅郎が燐・雪男を連れて現れた。
燐と雪男をメフィストに預けるため。(ここまでメフィストの思惑通り)
立場・能力・安全を含めてもメフィストに頼るのが最善で「反逆罪の自分はこのまま逃亡すれば子供達は生き永らえられる」と踏んだ獅郎は、メフィストに赤子達を引き渡したその足で逃亡しようと画策したが・・
メフィストから思わぬ通達を受ける。
17
ーーーすべての罪と責任をユリに被せて自分が英雄になるなど願い下げだと吠える獅郎。

しかし、結果だけ見れば大厄災を呼んだユリは魔女であり、
その危機を脱した獅郎は英雄であり、
そして、いづれ復活する災厄のために"武器"が必要・・
さらに、その役目を与えるにふさわしい立場も必要・・

故に、聖騎士となった藤本獅郎に「武器となる強き存在を育てる」命令が下された。
(獅郎に燐・雪男を暴走することなく強い味方になるよう育てろ、ということ)

そうして、獅郎は聖騎士を拝命することとなった。

ひと段落がついて、
メフィストと獅郎が訪れたのは、達磨和尚のもと。
18
いつかは封印も解け、仔は覚醒する。それまで隠しておいてほしい、と。

降魔剣は、和尚が。
それを目覚めさせる鍵は、獅郎が。
それぞれに役割を預けたメフィスト。

その後、子育てに奮闘する獅郎だが、エリクサー実験体の自身の体に不具合を感じ始め
(一度はサタンに乗っ取られた身体が、弱るとサタンの干渉を受けるように"も"なっていた)
周りを巻き込まないつもりだったが止むを得ず、三角さんや元部下に頭を下げ、協力を仰ぐ・・

それから父子家庭として燐・雪男を本当の父親のように育て過ごす日々が続き、
父親らしく、雪男もエクソシストを目指し、燐は自身の力に困惑しながらも
彼らが中学生になる頃、獅郎へのサタンの干渉は強くなっていて・・・その日はきてしまった。

獅郎と燐の親子喧嘩の最中、サタンが獅郎に干渉・憑依し、
燐を守るために気が乱れーーーー結果的に、獅郎はその人生を閉じた。

ーーーーそこまでを見届け、燐は唖然とする。
19
様々な思いが交錯する中、燐はメフィストに問う
「俺を武器にするのか、サタンの憑依体にしたいのか」どっちなのかと。
メフィストは明確な答えは出さず、「未来は自分次第」だと告げる。

・・改めて、「鍵」を見つめる燐。
その鍵は「生きたい場所に連れて行ってくれる」・・そっと、扉を開く。
20
どうやら、燐と雪男の幼少期時代の自宅につながってしまったようだった。
突然現れた燐を、派遣され時令を伝えに来たエクソシストだと勘違いした獅郎。

燐は、他人のふりをして「父親業、大変ですか」と投げかける。
紡がれるのは、我が子の悩みに寄り添いながら支えてくれる父親の言葉。
燐を支えるエクソシストになりたい雪男、
雪男に美味しい料理を作りたい燐、お互いを支える兄弟を、支えたい。
21
ーーーーーーーー獅郎は、父親だった。

怖くて、、、他人のふりをした。血の繋がらない父に反抗もした。
いまも、他人のふりで、逃げてしまった・・それでも、これが最後なら・・
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ーーー「俺は生まれない方が良かったのか」そこから始まった過去を知る、今。
初めて知った、父親と母親が一生懸命 生かしてくれた、自分という命

サタンの子供だって、俺だって、誰だって、生きていい・・と獅郎はいった。
悪魔と人間は分かり合える・・・そう信じてユリは燐達を産み落とした。


ーーーそして、俺には雪男がいる。雪男にも、俺がいる。

だから・・
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怒涛の25巻!
獅郎とユリの葛藤と、壮絶な出生の真実。

これから燐が、どうやって雪男を止めてこの先の未来を選んでゆくのか
二人の兄弟がどんな決断をして戦うのか・・これからが楽しみですね・・



おわり!!!!

 

ハッピーシュガーライフの最終巻よみました。
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色々あったけど、本当に最後、ラストだけ。
どんな終わりだっけ?てならないように。




親友を殺して、家にあった死体も含めて
叔母に放火犯になってもらい
家を焼いて証拠隠滅をし海外逃亡することにした松坂さとう。
親友の焼死体を自分に見立てて、逃走の時間稼ぎにして
海外へ、しおちゃんと2人逃げようと。
自分の犯罪も気持ち悪い人間関係もくだらない世界も汚い大人たちも全部ぜんぶ捨て置いて、
しおちゃんと2人ーーーー。

最後まで邪魔をしてくる変態男あさひを叔母が気持ち悪い愛で犯して、
しおちゃんの兄はそんな役立たずのあさひを罵り捨て切り、単身捨て身でさとうの部屋へ突入。
その部屋はガソリンが撒かれ、一室には自分によくしてくれた さとうの友人の死体。

その時、誓いの指輪を忘れて戻ってきたさとうとしおがマンションエレベーターで鉢合わせしてしまい、しおを奪い合い激しい暴力で互いをねじ伏せあう。

そんな中、放火の炎がマンション上階を覆い逃げ場を失いながらの攻防戦ーーー

兄は、母がしおを捨てたのは止むを得ず
DV父は母の手で毒殺され、もう一度
母・兄・しおの3人家族やり直せると説得。

でも、
何があっても、何を汚し奪って騙して犯して殺そうとも、いつでも裏切らず愛の誓いを守ってくれたのは、人生でさとちゃんだけ。

そのただ一つの思いで兄に笑顔で別れを告げ、
炎から逃げ、さとうとしおは屋上へ。
もう海外へも燃え盛るマンションの外へも逃げられないことを悟って、2人で愛を反芻する

そして、しおがいう。
一緒に死のう さとちゃん
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ふたりの幸せの結論は、ずっと一緒にいること。
ふたり一緒ならそれが一番幸せ。
「死が2人を分かつまで…」「分かつかな?」
死ぬこと如きがわたしたちを引き裂けるほど、わたしたちは揺らいでなんていない。

屋上から小さな影がふたつ、空へと落ちていく

落ちるその一瞬の間に、愛はより確信へ。
このぬくもりは確かな誓いと絆…
そして、さとうはもう一つ先の愛に気付いてしまう
「しおちゃん、ごめんね…ありがとう」
自分の身を捩り、しおを強く抱きしめる。
もう地面はすぐそこ。
叩きつけられて、…おわる。



ピッピッピッ

目を覚ますとしおは、病院にはひとり。
私だけが生き残ってしまった。
だけど、この命は誓い合ったさとうと共にある。
もう、揺らがない。
ずっと一緒って約束した。
なぜ最後に私を庇ってさとちゃんだけが死んでしまったのか、"わからない"けど、最初から最後まで私達の愛だけが本物だから
これから先もずっと、さとちゃんと一緒。


面会に来た兄が「これからは俺が命に代えても守る」とかいうけれど

「私そういうの、もうやめたから」

だって、ずっとずっと私はさとちゃんだけ。
だって、守る約束をしてくれるのはさとちゃんだけ。
私とずっと一緒に"生きて"くれるのはさとちゃんだけ。
だから、私もさとちゃんと一緒に生きるよ。


それから長い月日が流れて、
彼女はまたあのマンション、あの部屋、あの"お城"に、戻ってきたーーー。








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なんて壮大で素晴らしく、美しく狂った愛の物語がーーー!!!
さとちゃんとしおの愛の心境が美しく歪んで成長していく描写が素晴らしい…
2人の愛のためなら、
騙しても犯しても奪っても殺しても、いい。
一緒にいることが最重要な愛だけど、その先に「あなたは生きていてほしい」という愛に気付いて咄嗟にしおを生かしてしまうさとちゃんが絶妙!!

物語的には2人で「一緒に死ぬ」という共依存を選ぶと思っていたのに
最後の最後に自立した愛し方(当たり前の愛・相手の幸せを望むこと)を獲得したことが
歪んだ愛の闇をより色濃くした感があって芸術的だった…

生還したあと、
しおちゃんが「上手に歪んだ」まま、
より強固に甘い闇を深めていく決意が素晴らしい。
心中自殺直前の「死が2人を分かつまで」「分かつかな?」のフラグを上手に回収し、
「死すらも2人を分かてない」ことを証明してみせた執拗な愛と、そのお膳立てがすごい。

そして、さとちゃんとの愛をなんら疑うことなく抱きしめて生きていき
成長したしおちゃんが自らの意思で再び、あのマンションの一室に帰着する狂おしさ。

この作品は、このあの絵と雰囲気だからこそ成り立つ
狂った愛が、清々しく気持ち悪くて、本当に芸術的だ。


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