青の祓魔師(青エク)最新刊25巻のネタバレです!
画像もありますのであらずじ・ネタバレ俄然注意です!!
表紙はこちら!
■前回までのあらすじ
燐の出生の秘密を知るため、過去をメフィストに連れられて
母親・ユリの燐・雪男の出産シーンを間近で見ることとなった燐ーーー
■25巻〜
憑依体の脳の劣化が進行し、
ユリ・エギン(燐と雪男の母親)への妄執に壊れ始めたサタン。
ユリを求め壊れ腐れ目も耳も感じないサタンに
息子・ルシフェルがトドメを刺そうと攻撃すると
青い閃光が爆発し、組織施設はもちろん世界が青い炎に飲まれる・・
その頃、先に生まれた暴れる燐をエクソシスト達が対応しつつ
組織のサタンの子は殺すべき(ユリを含めて)という派閥と
出産を遂行し母体を守る派閥に挟まれながら
ユリは双子のもう一人・雪男の出産を続けようと朦朧とする意識の中分娩を試みる・・
もちろん獅郎はユリとその息子たちを守ろうと奮闘するーーー
が、なんとか自然分娩の末に生まれた雪男は産声を上げず
ここぞとばかりに「今ユリ・エギンとその息子たちを殺すべき」と主張する派に
仮死状態の雪男は乱暴に男達に奪われる、その時
燐が遠く大きく吠え青い炎が、男達と雪男を襲うーーー
(その瞬間、仮死状態の雪男の左目にボッと青い炎が燃え移るが
激しい戦いのなかで、そのことは誰も気に止められない)
攻撃を受け乱暴に転がり落とされた衝撃で、雪男がやっと、産声をあげた。
好戦派にも反戦派にも手のつけられなくなった暴れる燐・・
止める方法はたった一つ、
そこにやっと現れたメフィストが降魔剣を藤本獅郎に渡す
(降魔剣はメフィストが150年前に作ったものらしい)
やっとのことで燐に降魔の刃が届くと、青い炎は剣に飲み込まれ
"心臓を封じたことによって悪魔の本性と切り離された"ようで
燐はただの赤子のように産声をあげ・・好戦・反戦派が戸惑う中、
メフィストが燐を抱き上げ悲劇(第二のサタンやルシフェル)を生まないためには
ただ母親に愛され育つことが必要だ、とユリの腕に燐・雪男をそっと抱かせる。
その束の間、
瀕死のサタンが最後の力を振り絞るように獅郎に憑依してきた・・
(サタンはユリに愛されたくて、ユリの愛する獅郎に憑依した)
そして、獅郎は知っていた。
サタンを一時的にも葬る方法はただ一つ、憑依された人間が自害することであるーーー
サタンの乗っ取りに対抗する最中、迷いなく自身の首を掻き切った獅郎。
瀕死の獅郎の肉体から強制的に排除されたサタン。
自害を遂行した獅郎だが、「エリクサー実験の実験体」である自身の体は常人より回復が早いと一命をとりとめた。
そこに、三賢者(グリゴリ)の一人・シェミハザが到着し、
産後の大ダメージを受けたユリの産褥期を早めるほどこしをし
本来なら死に至る獅郎の致命傷をも癒してくれた
ーーーこの大惨事は(間接的に)ユリに原因がある、と殉死を命じる。
そして、燐・雪男はサタンの執着を呼びかねないため、殺すことを推奨したが
祓魔法が解明されていないため、"その時"までは保育するしかないので連行すると。
殉死を命じられたユリに居てもたってもいられず獅郎は血相を変えて
グリゴリ・シェミハザに盾突き、半ば強引にユリを連れて逃亡を図る。
ー獅郎・ユリ・燐・雪男を逃してしまったシェミハザ一行ではあるが深追いはしなかった。
その理由、ユリの余命が幾ばくもないことをシェミハザは察していたようで
・・"最期"のためにわざと逃したように匂わせた・・
獅郎とユリの逃亡生活が始まり、雪道をゆくーー
その最中、燐と雪男の名前が改めて命名されることとなる。
派手に爆誕したから、燐火から「燐」。
あったかくて強い人の意味を込めて「雪男」。(←この謎理論は後述します)
長く、深い雪道の山をゆく、獅郎達一行だが・・徐々に衰弱してゆくユリ。
ユリは自分のせいで獅郎を逃亡者にさせたことを謝罪するが
それに対する獅郎の返答は・・
自分は自由になりたかった、そして「今度こそ一緒に暮らそう」と。
俺が父親になるからお前は母親で、一緒に生きていこう・・と。
「普通の家族」を知らない自分達も、自分たちが思うように子供に接すれば
きっと、ちゃんと「お父さん」になれて、きっと楽しい家族になれるーーー
その直後、ユリは衰弱し・・
燐と雪男に言葉をかけ、獅郎に手を伸ばしたまま、息をひきとる。
最期の言葉も、届かないまま。
しかし、悲しみに浸る余裕もなく、
雪山に現れた怪物に襲われ致命傷を負う獅郎・・
最愛の人を亡くし、自暴自棄になりこのまま死んでしまおうと瞳を閉じてしまう・・
そっと、声がきこる・・
小さなユリが、いっていた。
まだ、死ねないーーーその思いだけで、怪物を捻じ倒し、二人の赤子を拾い上げる。
ただただ泣きわめく燐・雪男に、「サタンの子供だって、俺だって」
「誰だって、いつか死ぬそれまでは・・ただ生きてていいんだ」
そうして立ち上がった獅郎は、また歩き出すーーー
その一方、組織は混乱の中・・ルシフェルが暴走していた。
光の王たるルシフェルを止めようと、シェミハザが対抗しーーー夜が明ける。
ルシフェルは遺骸となり、焼き清め封印するよう指示された。
その経緯を見届けて、メフィストは日本へ帰還した。
メフィストが日本へ帰還して同じく、そこに獅郎が燐・雪男を連れて現れた。
燐と雪男をメフィストに預けるため。(ここまでメフィストの思惑通り)
立場・能力・安全を含めてもメフィストに頼るのが最善で「反逆罪の自分はこのまま逃亡すれば子供達は生き永らえられる」と踏んだ獅郎は、メフィストに赤子達を引き渡したその足で逃亡しようと画策したが・・
メフィストから思わぬ通達を受ける。
ーーーすべての罪と責任をユリに被せて自分が英雄になるなど願い下げだと吠える獅郎。
しかし、結果だけ見れば大厄災を呼んだユリは魔女であり、
その危機を脱した獅郎は英雄であり、
そして、いづれ復活する災厄のために"武器"が必要・・
さらに、その役目を与えるにふさわしい立場も必要・・
故に、聖騎士となった藤本獅郎に「武器となる強き存在を育てる」命令が下された。
(獅郎に燐・雪男を暴走することなく強い味方になるよう育てろ、ということ)
そうして、獅郎は聖騎士を拝命することとなった。
ひと段落がついて、
メフィストと獅郎が訪れたのは、達磨和尚のもと。
いつかは封印も解け、仔は覚醒する。それまで隠しておいてほしい、と。
降魔剣は、和尚が。
それを目覚めさせる鍵は、獅郎が。
それぞれに役割を預けたメフィスト。
その後、子育てに奮闘する獅郎だが、エリクサー実験体の自身の体に不具合を感じ始め
(一度はサタンに乗っ取られた身体が、弱るとサタンの干渉を受けるように"も"なっていた)
周りを巻き込まないつもりだったが止むを得ず、三角さんや元部下に頭を下げ、協力を仰ぐ・・
それから父子家庭として燐・雪男を本当の父親のように育て過ごす日々が続き、
父親らしく、雪男もエクソシストを目指し、燐は自身の力に困惑しながらも
彼らが中学生になる頃、獅郎へのサタンの干渉は強くなっていて・・・その日はきてしまった。
獅郎と燐の親子喧嘩の最中、サタンが獅郎に干渉・憑依し、
燐を守るために気が乱れーーーー結果的に、獅郎はその人生を閉じた。
ーーーーそこまでを見届け、燐は唖然とする。
様々な思いが交錯する中、燐はメフィストに問う
「俺を武器にするのか、サタンの憑依体にしたいのか」どっちなのかと。
メフィストは明確な答えは出さず、「未来は自分次第」だと告げる。
・・改めて、「鍵」を見つめる燐。
その鍵は「生きたい場所に連れて行ってくれる」・・そっと、扉を開く。
どうやら、燐と雪男の幼少期時代の自宅につながってしまったようだった。
突然現れた燐を、派遣され時令を伝えに来たエクソシストだと勘違いした獅郎。
燐は、他人のふりをして「父親業、大変ですか」と投げかける。
紡がれるのは、我が子の悩みに寄り添いながら支えてくれる父親の言葉。
燐を支えるエクソシストになりたい雪男、
雪男に美味しい料理を作りたい燐、お互いを支える兄弟を、支えたい。
ーーーーーーーー獅郎は、父親だった。
怖くて、、、他人のふりをした。血の繋がらない父に反抗もした。
いまも、他人のふりで、逃げてしまった・・それでも、これが最後なら・・
画像もありますのであらずじ・ネタバレ俄然注意です!!
表紙はこちら!
■前回までのあらすじ
燐の出生の秘密を知るため、過去をメフィストに連れられて
母親・ユリの燐・雪男の出産シーンを間近で見ることとなった燐ーーー
■25巻〜
憑依体の脳の劣化が進行し、
ユリ・エギン(燐と雪男の母親)への妄執に壊れ始めたサタン。
ユリを求め壊れ腐れ目も耳も感じないサタンに
息子・ルシフェルがトドメを刺そうと攻撃すると
青い閃光が爆発し、組織施設はもちろん世界が青い炎に飲まれる・・
その頃、先に生まれた暴れる燐をエクソシスト達が対応しつつ
組織のサタンの子は殺すべき(ユリを含めて)という派閥と
出産を遂行し母体を守る派閥に挟まれながら
ユリは双子のもう一人・雪男の出産を続けようと朦朧とする意識の中分娩を試みる・・
もちろん獅郎はユリとその息子たちを守ろうと奮闘するーーー
が、なんとか自然分娩の末に生まれた雪男は産声を上げず
ここぞとばかりに「今ユリ・エギンとその息子たちを殺すべき」と主張する派に
仮死状態の雪男は乱暴に男達に奪われる、その時
燐が遠く大きく吠え青い炎が、男達と雪男を襲うーーー
(その瞬間、仮死状態の雪男の左目にボッと青い炎が燃え移るが
激しい戦いのなかで、そのことは誰も気に止められない)
攻撃を受け乱暴に転がり落とされた衝撃で、雪男がやっと、産声をあげた。
好戦派にも反戦派にも手のつけられなくなった暴れる燐・・
止める方法はたった一つ、
そこにやっと現れたメフィストが降魔剣を藤本獅郎に渡す
(降魔剣はメフィストが150年前に作ったものらしい)
やっとのことで燐に降魔の刃が届くと、青い炎は剣に飲み込まれ
"心臓を封じたことによって悪魔の本性と切り離された"ようで
燐はただの赤子のように産声をあげ・・好戦・反戦派が戸惑う中、
メフィストが燐を抱き上げ悲劇(第二のサタンやルシフェル)を生まないためには
ただ母親に愛され育つことが必要だ、とユリの腕に燐・雪男をそっと抱かせる。
その束の間、
瀕死のサタンが最後の力を振り絞るように獅郎に憑依してきた・・
(サタンはユリに愛されたくて、ユリの愛する獅郎に憑依した)
そして、獅郎は知っていた。
サタンを一時的にも葬る方法はただ一つ、憑依された人間が自害することであるーーー
サタンの乗っ取りに対抗する最中、迷いなく自身の首を掻き切った獅郎。
瀕死の獅郎の肉体から強制的に排除されたサタン。
自害を遂行した獅郎だが、「エリクサー実験の実験体」である自身の体は常人より回復が早いと一命をとりとめた。
そこに、三賢者(グリゴリ)の一人・シェミハザが到着し、
産後の大ダメージを受けたユリの産褥期を早めるほどこしをし
本来なら死に至る獅郎の致命傷をも癒してくれた
ーーーこの大惨事は(間接的に)ユリに原因がある、と殉死を命じる。
そして、燐・雪男はサタンの執着を呼びかねないため、殺すことを推奨したが
祓魔法が解明されていないため、"その時"までは保育するしかないので連行すると。
殉死を命じられたユリに居てもたってもいられず獅郎は血相を変えて
グリゴリ・シェミハザに盾突き、半ば強引にユリを連れて逃亡を図る。
ー獅郎・ユリ・燐・雪男を逃してしまったシェミハザ一行ではあるが深追いはしなかった。
その理由、ユリの余命が幾ばくもないことをシェミハザは察していたようで
・・"最期"のためにわざと逃したように匂わせた・・
獅郎とユリの逃亡生活が始まり、雪道をゆくーー
その最中、燐と雪男の名前が改めて命名されることとなる。
派手に爆誕したから、燐火から「燐」。
あったかくて強い人の意味を込めて「雪男」。(←この謎理論は後述します)
長く、深い雪道の山をゆく、獅郎達一行だが・・徐々に衰弱してゆくユリ。
ユリは自分のせいで獅郎を逃亡者にさせたことを謝罪するが
それに対する獅郎の返答は・・
自分は自由になりたかった、そして「今度こそ一緒に暮らそう」と。
俺が父親になるからお前は母親で、一緒に生きていこう・・と。
「普通の家族」を知らない自分達も、自分たちが思うように子供に接すれば
きっと、ちゃんと「お父さん」になれて、きっと楽しい家族になれるーーー
その直後、ユリは衰弱し・・
燐と雪男に言葉をかけ、獅郎に手を伸ばしたまま、息をひきとる。
最期の言葉も、届かないまま。
しかし、悲しみに浸る余裕もなく、
雪山に現れた怪物に襲われ致命傷を負う獅郎・・
最愛の人を亡くし、自暴自棄になりこのまま死んでしまおうと瞳を閉じてしまう・・
そっと、声がきこる・・
小さなユリが、いっていた。
くっついたらあったかいんだよ。しらないの?
雪男だからあったかくならないの?
雪男は、あったかくて強い人のことだもん
まだ、死ねないーーーその思いだけで、怪物を捻じ倒し、二人の赤子を拾い上げる。
ただただ泣きわめく燐・雪男に、「サタンの子供だって、俺だって」
「誰だって、いつか死ぬそれまでは・・ただ生きてていいんだ」
そうして立ち上がった獅郎は、また歩き出すーーー
その一方、組織は混乱の中・・ルシフェルが暴走していた。
光の王たるルシフェルを止めようと、シェミハザが対抗しーーー夜が明ける。
ルシフェルは遺骸となり、焼き清め封印するよう指示された。
その経緯を見届けて、メフィストは日本へ帰還した。
メフィストが日本へ帰還して同じく、そこに獅郎が燐・雪男を連れて現れた。
燐と雪男をメフィストに預けるため。(ここまでメフィストの思惑通り)
立場・能力・安全を含めてもメフィストに頼るのが最善で「反逆罪の自分はこのまま逃亡すれば子供達は生き永らえられる」と踏んだ獅郎は、メフィストに赤子達を引き渡したその足で逃亡しようと画策したが・・
メフィストから思わぬ通達を受ける。
ーーーすべての罪と責任をユリに被せて自分が英雄になるなど願い下げだと吠える獅郎。
しかし、結果だけ見れば大厄災を呼んだユリは魔女であり、
その危機を脱した獅郎は英雄であり、
そして、いづれ復活する災厄のために"武器"が必要・・
さらに、その役目を与えるにふさわしい立場も必要・・
故に、聖騎士となった藤本獅郎に「武器となる強き存在を育てる」命令が下された。
(獅郎に燐・雪男を暴走することなく強い味方になるよう育てろ、ということ)
そうして、獅郎は聖騎士を拝命することとなった。
ひと段落がついて、
メフィストと獅郎が訪れたのは、達磨和尚のもと。
いつかは封印も解け、仔は覚醒する。それまで隠しておいてほしい、と。
降魔剣は、和尚が。
それを目覚めさせる鍵は、獅郎が。
それぞれに役割を預けたメフィスト。
その後、子育てに奮闘する獅郎だが、エリクサー実験体の自身の体に不具合を感じ始め
(一度はサタンに乗っ取られた身体が、弱るとサタンの干渉を受けるように"も"なっていた)
周りを巻き込まないつもりだったが止むを得ず、三角さんや元部下に頭を下げ、協力を仰ぐ・・
それから父子家庭として燐・雪男を本当の父親のように育て過ごす日々が続き、
父親らしく、雪男もエクソシストを目指し、燐は自身の力に困惑しながらも
彼らが中学生になる頃、獅郎へのサタンの干渉は強くなっていて・・・その日はきてしまった。
獅郎と燐の親子喧嘩の最中、サタンが獅郎に干渉・憑依し、
燐を守るために気が乱れーーーー結果的に、獅郎はその人生を閉じた。
ーーーーそこまでを見届け、燐は唖然とする。
様々な思いが交錯する中、燐はメフィストに問う
「俺を武器にするのか、サタンの憑依体にしたいのか」どっちなのかと。
メフィストは明確な答えは出さず、「未来は自分次第」だと告げる。
・・改めて、「鍵」を見つめる燐。
その鍵は「生きたい場所に連れて行ってくれる」・・そっと、扉を開く。
どうやら、燐と雪男の幼少期時代の自宅につながってしまったようだった。
突然現れた燐を、派遣され時令を伝えに来たエクソシストだと勘違いした獅郎。
燐は、他人のふりをして「父親業、大変ですか」と投げかける。
紡がれるのは、我が子の悩みに寄り添いながら支えてくれる父親の言葉。
燐を支えるエクソシストになりたい雪男、
雪男に美味しい料理を作りたい燐、お互いを支える兄弟を、支えたい。
ーーーーーーーー獅郎は、父親だった。
怖くて、、、他人のふりをした。血の繋がらない父に反抗もした。
いまも、他人のふりで、逃げてしまった・・それでも、これが最後なら・・